1952-06-18 第13回国会 参議院 法務委員会 第59号
常に村木一家の上に山田一家がかぶさつて勢力をはびこらしているからさぞかし親分は無念であろう、こういう意思を忖度して子分が一致団結して相手方の統領たるところの山田をピストルを以て射殺した。こういうのがこの種社会のあり方なんです。
常に村木一家の上に山田一家がかぶさつて勢力をはびこらしているからさぞかし親分は無念であろう、こういう意思を忖度して子分が一致団結して相手方の統領たるところの山田をピストルを以て射殺した。こういうのがこの種社会のあり方なんです。
その古式に從つて、山田一家と村木の間には手打式が行われ、村木が博徒の社会から足を洗うということによつて結末を見ておるようであります。 それから岐阜市外、むしろ大垣に近いのですが、大須村のおちよぼ稻荷の縁日に際しまして、岐阜市の的屋の親分である林勘兵衞が、名古屋の的屋内木組の内木守武の子分松井利行外数名の者に因縁をつけられまして、相当な傷害を被むつた。
私の郷里の岐阜におきましても、白晝公然と山田一家と村木一家というものが出入りをいたしまして、遂には岐阜一円の親分たるところの山田を白晝これを射殺するというような事犯も生じたのであります。